21世紀の音楽入門
TheMusicGuideon21stCentury
[テーマ] 人間・音・響き
シリーズの初めを飾る第一巻はそれぞれの著者の
視点から「サウンド」について語る。
◎執筆者(掲載順)
加藤浩子 ●「場」の社会学―教会と歌劇場にみる「音楽」のかたち
小沼純一 ●「音=音楽」を「聴く」って?
田村和紀夫●20世紀の名曲『イエスタデイ』の真実
―クラシックのサウンドとロックの出会い
今井敏勝 ●音とイメージ
石澤眞紀夫●日本の音
白石美雪 ●〈聴く〉という行為について―ジョン・ケージ以後
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーT
関根敏子 ●鍵盤楽器の響き
120頁
※販売価格は税込価格です。
[テーマ] リズム ―音楽に生命を与えるもの―
音楽に生命を与えるものである「リズム」を、西洋/日本の局面
と演奏者の実践/音楽学の研究の両面からバランス良く掲載。
◎執筆者(掲載順)
田村和紀夫●シンコペートしなきゃ意味がない
―悠久の時を刻む生命のリズム―
小沼純一 ●リズムをめぐる若干のアプローチ
有賀誠門 ●DRUMMINGはあなた次第
石澤眞紀夫●リズムを中心とした日本の音
大倉正之助●鼓動―生命のリズム
高桑いずみ●鼓の刻む間―音楽以上の世界
玉木宏樹 ●リズムの快感
西潟昭子 ●三味線を弾く
今井敏勝 ●音が甦る「リズム」
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーU
田村 史●和する音たち―ガムランに流れる時間の成り立ち
関根敏子 ●拍子記号とテンポ
112頁
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[テーマ] 声 ―魂を揺さぶるもの―
肉体の楽器、「声」をめぐる多彩な論考。
オペラから日本音楽まで。音声学についてもわかります。
◎執筆者(掲載順)
小沼純一 ●声から世界へ
関根敏子 ●カウンターテナーの声
加藤浩子 ●「声」と「ドラマ」がせめぎあう時―イタリア・オペラ小史―
長木誠司 ●オペラの声、オペラからの声
白石美雪 ●「声」をめぐる謎―ルチアーノ・ベリオの音楽
田村和紀夫●声、魂の共鳴―「音楽」を声に求めて―
高桑いずみ●異界からの声・異界を呼ぶ声
野川美穂子●母音の響きを生かして―地歌の声の世界
垣内幸夫 ●義太夫の声
桜井真樹子●古代人の「声」―現代に息づくその力
石澤眞紀夫●声(歌声)についての私見
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーV
新美成二 ●声の出る仕組み
120頁
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[テーマ] 旋律 ―時を紡ぐもの―
音楽の構成要素として欠くことの出来ない「旋律」をめぐって
音楽的視点から音楽外の分野まで、数々の論考が展開する。
◎執筆者(掲載順)
野本由紀夫●美しいメロディの秘法
―パレストリーナからSMAPまでの旋律学
田村 史 ●音のやってきた道―インドネシアの音組織
小沼純一 ●「旋律」の輪郭
高桑いづみ●謡の旋律をさかのぼる
野川美穂子●山田流箏曲の旋律―山田検校の工夫
白石美雪 ●メロディのある音楽メロディのない音楽
玉木宏樹 ●メロディと音階
関根敏子 ●ドレミの歌
田村和紀夫●旋律、音楽の源
石澤眞紀夫●旋律それは音楽への扉
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーW
112頁
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[テーマ] 踊り ―身体をとおして語るもの―
フラメンコから能や歌舞伎に至るまで、幅広い視点から
「踊り」という文化を見つめていきます。
◎執筆者(掲載順)
濱田滋郎 ●フラメンコ
―このアンダルシア的、ロマ的、そして全人類的な芸術
小沼純一 ●動きを見るか、音を聴くか―ダンス/音楽の現在
鈴木英一 ●歌舞伎舞踊と音楽―所作事の「気」と「息」
高桑いずみ●能の所作をささえる「隙」と音
田村 史●ジャワの宮廷舞踊―宇宙の秩序と調和の舞
白石美雪 ●生のアナロジー―踊りと音楽をめぐって
関根敏子 ●ダンス・バロック!!
森 立子 ●バレエ音楽と物語性
田村和紀夫●踊りの盛衰―音楽の身体性から見る西洋音楽史
桜井真樹子●踊る理由
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーX
112頁
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[テーマ] 和声 ―音色を彩るもの―
古来より調和を求められた音楽。現代の「和声」とは何か。
著者独自の視点から展開される論考。
◎執筆者(掲載順)
小沼純一 ●音の重なり?ハーモニー?―20世紀以降の和声とは
難波弘之 ●ワイルド・サイドを行こう!
―イケてればOK―ロックやポップスの和声学
香取良彦 ●ハーモニー―ジャズがもたらしたもの
大角欣矢 ●ハルモニアの語り―「世界の調和」という神話
関根敏子 ●フランスの響き
田村和紀夫●カデンツの歴史―西洋の自己発現の軌跡―
井上貴子 ●インド音楽に和声はあるのか?
久万田晋 ●沖縄の音楽からみる和声
桜井真樹子●日本の和する声
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーY
112頁
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[テーマ] 音楽の力 ―生とともに在るもの・音楽療法―
空気や水のように、いつも私たちの傍らにある「音」。
それは生命そのものに、驚くほど直接的に働きかけています。
また、実践としてこの拓かれつつある分野、「音楽療法」についても
世界を広げる一冊。気鋭の執筆陣がさまざまな観点からアプローチします。
◎執筆者(掲載順)
湯川れい子●音楽は魂の子守歌
村井靖児 ●音楽療法とは何か
小沼純一 ●斜にかまえた「音楽の力」
阪上正巳 ●音楽療法と“生”のポリティーク
関根敏子 ●語りかける音楽―21世紀の古楽演奏
若尾 裕 ●音楽療法と即興演奏
田村和紀夫●Musicismagic…音楽は魔法?
―音楽の根元的な姿を求めて―
有賀誠門 ●響く五感エネルギーの確保
田村治美 ●生命の調べ、彼岸の響き―伝統芸術に聴く音の力
平田亜矢 ●音楽とテクノロジーZ
112頁
※販売価格は税込価格です。
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